こんにちは!石垣島マリンタイムです!
今日のお話は、前回コブヒトデを食べるエビということで
触れた「フリソデエビ」についてです。
フリソデエビ・・・その名の通り振袖を着ているような平べったいハサミ脚に
時折見せるフリソデダンスというものが、袖を振っているかのような動きから
そう呼ばれるようになったそうです。
生息地はフィリピンからインドネシアの海にまでおよび、
英語では「ハーレクインエビ」と呼ばれているそうです。
最大で6センチほどの体、綺麗な模様からはなかなか想像付きにくいですが
恐るべし、ヒトデハンターなのです。
フリソデエビの好物はヒトデです。
ヒトデを見つけたフリソデエビは、どうやってヒトデを食べるのか?
実は、その目立つ振袖の様なハサミは使いません。
かぎつめの様な2番目の脚を使うのだそうです。
ヒトデに近づいたフリソデエビは、そのかぎ爪脚を使って
ゆっくりとヒトデの先端からめくっていてき、
器用にヒトデをひっくり返します。ひっくり返ったヒトデの上に
フリソデエビはよじ登り、ちくちくとヒトデの脚の間から
ついばむようにしてちょっとずつ食べていくのだそうです。
その間ヒトデは生きたまま。生きたままちょっとずつお肉を食べられて
いくのだということです。う~~ん、自然は厳しいですね。
そうして10日ほど経つと、骨だけ残されるのだとか。
フリソデエビは、他の餌には目もくれず、やっぱりヒトデにしか
興味を示さないようです。
の~んびりしてそうなヒトデにも、やっぱり天敵がいたのですね。
生きたままはちょっと・・・可愛そうな気もしますが、
これが自然の摂理なのでしょう。
美しきヒトデハンター。ダイバーさんには有名なえびエビさんのようです。
シュノーケルなどで見つけるのは難しいかもしれませんが、
出会ったら、その振袖要注意です(笑)