こんにちは!石垣島マリンタイムです!
今回のお話は、これからの海のシーズンには知っておいて欲しい海の知識、
離岸流についてです。
離岸流とは何か?というと、海水が川のような早さで沖へ戻る流れのことを言います。
岸に向かって強い風が吹くと、海水が波となって岸にどんどん打ち寄せていきますね。
そうすると岸にたまった海水が今度は沖に戻る動きをします。
この沖への一方的な流れをリップカレント(離岸流)というのです。
沖までの長さは数十メートルから数百メートルにもなり、
幅は10~30メートルと比較的狭いのが特徴です。
流れの早さは、毎秒2メートル(男子100メートル自由形の世界記録と同じくらい)
というくらいですので、かなりの早さだと思ったほうがいいです。
つまり、離岸流とは岸から沖へと向かう川のような流れのことということです。
では、このような流れはどんなところにできやすいのでしょうか。
まず、人工物などがあるような場所では発生しやすいようです。
また、流れが岸に対して直角に入るような所でも発生しやすいみたいです。
遠浅瀬の海岸も注意が必要です。
見た目での発生源の特徴では、流れが違うので、岸の形が変形していたり、
波の形が崩れていたり、ゴミなどが集まっていたり、あとはやはり人工物の周りは
気を付けたほうがいいみたいです。
もし、この離岸流に巻き込まれたらどうするか?
一番大事なのは慌てず、流れに逆らって泳がないことです。
そして岸に対して平行に泳いで、離岸流の幅から抜け出すことを心掛けて下さい。
離岸流から抜け出せたら、今度は岸に向かって泳いで下さい。
川の様な流れなので、流れに逆らって泳ぐのはただ体力をなくすだけです。
岸など目標物を決めて、自分の位置を確認しながら
まず川に自分がハマったと考え、川から抜け出すことをイメージして泳いで下さい。
海には様々な流れが発生しています。
自分の身を守るためにも、シュノーケルなど海で遊ぶ時は単独行動を避け、
泳いでいる最中も海の中に夢中にならずに、岸と自分の位置を常に確認する
ように心がけて下さい。
どんなときにもトラブルはつきものです。冷静に対処することを忘れずに!
石垣島でシュノーケルを楽しむためにも、海の知識も身につけて下さいね★
みなさまへ
2014年度のマリンタイムツアーは終了しております
来年の
2015年3月ごろシーズンを開始致しますので
ご参加希望の方は、日程調整の方を
どうぞよろしくお願い致します。
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