こんにちは!石垣島マリンタイムです!
今回のお話の主人公は、ヤシガニです。
陸上で生活する甲殻類では最大を誇る生物です。
八重山の珍味?高級食材?としても有名です。
カニ似ていますが、ヤドカリの一種です。
オスはメスよりはるかに大きくなり、足を広げて1M 、4Kg にもなるそう。
沖縄では、よくアダンの木に登っている姿を見ることが出来るそうな。
垂直に木を登ることが出来る足を持っているのです。
ヤドカリといっても、生体になると体に合う貝がないので
若いときにカタツムリの貝などにしまっている腹部は
硬いチキン質というもので覆われる。このチキン質の鎧は、定期的に脱皮が必要で、
新しい殻が固まるには30日ほどかかるらしく、その間ヤドカリは身をひそめるそうです。
ヤドカリの住処は、ハサミで掘った地下の穴か、岩などの隙間なんだそうです。
日中は直射日光などを浴びると乾燥してしまうので雨のときでもない限り
出歩かないみたいです。
沖縄のヤシガニは、アダンの実をバラバラにして食べるのですが、それ以外にも
子亀だったり、動物の死骸なども食べる雑食性です。共食いもするみたいです。
赤ちゃんの時は海で生活するヤシガニですが、大人になると
泳ぐことが出来ないので、海の中まで入ることはないそうです。
陸上生活に適応しているので、海岸からずいぶん遠くまで移動することも
あります。
八重山諸島では、ヤシガニは食べますが、いつでも食べられる食材ではありません。
ヤシガニはその食性から毒を体内に持っていることもありますし、
乱獲などで絶滅危惧されている生物だからです。
石垣島の居酒屋さんでも何件か出しているお店はありますが、
恐らく予約したほうがいいかもしれませんね。
味のほうは、やはり味噌が美味しいみたいです。
カニみそに近いかもしれません。
蒸して食べたり、そばに入れたりして食べるようです。
チャンスがあれば、食してみて下さい。