無脊椎動物の中でも
知能がもっとも高い生物とされます。
体内に殻(イカの骨)を持ち、Wの形をした瞳孔を持っています。
8本の触手に、2本の触腕があり、それらには、餌を確実につかむため
小さな歯の様なものが付いた吸盤が付いています。一般的な大きさは
15~20センチとされていますが、オーストラリアでは50センチにもなる
種類がいるそうです。
コウイカは、肉食で、
小型の軟体生物、タコ、甲殻類、小魚、などなどを食べます。
寿命は1~2年くらいしかないそうです。
また、コウイカは一夫一婦制のようで、秋の終わりから春先にペアになると
昼夜関わりなく交接しているのだそうです。オス同士は攻撃し合い、
己の模様を白黒に変えて相手に威嚇をするそうです。
メスは、サンゴの隙間に一度の産卵で、1個ずつ、小さめのピンポン玉程の卵を
全部で100~200産みつけるのだそうです。
この時期のダイビングでもサンゴの中でうみつけられた卵を
見ることが出来るみたいです。
産みつけられてから2カ月ちょっとの夜明けごろに、
赤ちゃんイカが生まれるということですが、
孵化の要因が光にあって、光の当たり具合で
生まれるということが最近の研究で分かったそうです。
思いの外寿命の短いコウイカは、産卵の終わった冬から春にかけて
その命を終わらせ、海の上を漂っている姿が目撃されます。
コウイカは沖縄ではコブシメと言われ、刺身など色々な料理に
使われています。シンプルにスルメにして焼いて食べても美味しいですし、
イカスミ汁といってイカの出す黒いイカスミを使った料理も
石垣島では郷土料理として扱われています。イカスミには栄養もたくさん
含まれているみたいですしね。
シュノーケル中も、3月から4月にかけて
浅いサンゴ礁で見かけることが出来ますので
その期間だったら、もしかするとみなさんも遭遇出来るかもしれませんね。
海の中で見るコブシメは、その堂々とした姿、その泳ぐスピードからして
とってもかっこいいです!
コブシメ、食べても、見ても、楽しませてくれるナイスな生物です!
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