こんにちは!石垣島マリンタイムです!
今回のお魚紹介は!?
私たちのツアーでもかかることのある‐コバンザメです!
まさか!コバンザメが釣れるの!!という興奮の声をたくさん頂きますが、
実は、そうなんです。コバンザメに船が囲まれてこともあります。
でも、決して恐怖映画さながらになるのではなく(笑)
お客さんが釣った魚を食べにうろつくだけですよ!
コバンザメは、サメと名前が付くもののサメの仲間ではありません。
単独のコバンザメ科という種になります。
1M近くなるものもいますが、大体は50センチくらいになります。
コバンザメと言えば、小判の様な吸盤を頭にのっけているのが特徴ですね。
これは、もともと背びれの成長過程で変化したもので、
サンダルの裏側の側の様なでこぼことした形をしています。
この吸盤を使って、大型のサメや海亀、マンタなどにくっついて
そのくっついた相手の食べ残しや排泄物を食し、身の安全も
守ってもらっている、そんなちゃっかりものです。
コバンザメはその種によって、どんな大型生物につくか決まっているみたいです。
種によっては鯨にくっつくことも!
また、大きく成長するとくっつかずに自由に泳ぎまわるようになりものもいるようです。
単独で泳ぐ場合は、表層近くにいる魚を餌にしており、
私たちのツアーで寄ってくるときは、
ツアーで釣れた魚の内臓や、血の匂いに魅かれてくるようです。
コバンザメはとても可愛らしい顔をしていて、顎はちょっとしゃくれています。
下の歯は紙やすりのようになっていて、その歯でくっついた相手の寄生虫などを
こそぎ落としているようです。
吸盤の仕組みも実に巧妙で、後ろに引っ張れば引っ張るほど吸着力は強まります。
逆に前の方向に引っ張ると外れやすくなっており、この仕組みから、
くっついている相手が早く泳げば泳ぐほど、コバンザメのくっつきが強くなり、
逆にコバンザメが単独で泳ぎたい時は、くっついている相手より早く泳げば
簡単に外れるようになっているのだそうです。すごくよくできてますよね!
大きいサイズが釣れたら、居酒屋海八で唐揚げにして召し上がって頂いてますが、
刺身でも案外いけるそうです。
また、太平洋では昔、コバンザメが大型の魚にくっつく性質を利用した
コバンザメ漁なるものも存在していたそうです。
鵜飼的な感じでしょうか!??
石垣島マリンタイムでも時々!?釣れるコバンザメ、
普段はお目にかかれないレア度の高いお魚です。
触れて良し!食べて良し?お子様大人気間違いない!なコバンザメ君。
みなさんにもぜひお見せしたいですね♪